トピックス

教室の風景4

2年I組(特進Sコース)の現代文は、昨日から2年生の教科書教材の定番『山月記』に入りました。
前回は私が大切にしている江守徹さんの朗読テープ(CDではありません、カセットテープです!)を聞かせてから冒頭の一文を使って主人公・李徴の人柄をまとめました。
そして今日は1段落を音読した後、冒頭の一文の暗唱をしました。「隴西の李徴は博学才穎(ローセイノリチョウワハクガクサイエイ)」で始まるアレです。できた人から順次前に出てきてテストを受け、最初に合格した五人を試験官にして合否を判断してもらいました。


5人の試験官がテキパキとさばいてくれたのでたくさんの生徒がテストを受けることができ、そして大部分の生徒が合格することができました。
その後、「数年の後」とは何年くらいかを検討し、最後は一段落を20字以内で要約。クラスメイトの解答を参考にしながらよく集中して取り組むことができました。

心地いい季節になりました

ここ数日、肌寒い日が続きましたが、ようやく風の気持ち良い季節になってきました。

校内の生徒ホール(購買)の脇には、テラスがあります。放課後など、テニス部が利用しているんですが、この時期、お昼時はちょっとした賑わいを見せます。

周りを芝生に囲まれ、天幕ごしの明るい日差しの下で、お弁当が食べられるんです。
教室から飛び出して、友達どうしのランチタイム、話に花が咲きます。



教室の風景3

先週の木曜日、2年F組(進学コース)にお邪魔しました。授業はコミュニケーション英語Ⅱ。
まず英単語のリピーティングから始まり、英単語の練習(3分間)、本文のリピーティングと、一人ひとりが活動する学習が流れるように続きます。リピーティングでは、生徒たちは一生懸命先生について声を出していました。先生の読む英文が長めになると声が小さくなっていましたが、短くなるとまたしっかりとした声で読んでいたのはなんとも微笑ましい光景でした。担当の先生によると4月当初は声があまり出ていなかったようですが、一緒に読んでいるうちに声が出るようになってきたそうです。
授業はその後、文法、本文の読解と続きましたが、そんなふうにパーツに分けられていたこともあり、生徒たちは最後まで集中を切らさず授業を受けていました。
先生の人柄か、あるいはクラスの雰囲気のためかはわかりませんが、とにかく穏やかな授業でした。
2年生は今年、修学旅行でオーストラリアへ行きます。現地へ行った時、少しでも授業で学んだことを生かせるよう、がんばって勉強してください。

生徒総会

本日の午後,生徒総会がFアリーナで行われました。
昨年度の生徒会費決算報告,部活動・委員会活動報告のあと,
今年度の生徒会費予算案,部活動・委員会の活動目標が審議されました。
生徒の拍手によって,すべての議案が承認されました。

   

総会に向けて準備してきた生徒会執行部の皆さんお疲れ様でした。

教室の風景2

2年I組(特進Sコース)の現代文の授業で哲学者小林康夫氏の「世界をつくり替えるために」をやりました。各段落を読解した後、この文章のまとめとして、小林康夫氏になりきって2年I組の生徒へメッセージを書く、という取り組みをしました。授業はそこで終わりにする予定でしたが、生徒たちが書いたメッセージが思っていたよりもよかったので、ジャンケンで勝った生徒(「神に選ばれし者たち」と生徒には言っています)にそのメッセージを読んでもらうことにしました(もっとも、ジャンケンの時はみな何とか負けようと必死になっていましたが・・・)。
その内容を一部紹介します。

「こんにちは、2年I組の皆さん。小林康夫です。皆さんは世界と自分との間にズレや違和感を感じたことはありますか。〈中略〉君たちが感じるズレや違和感には『種』がつまっています。だから将来君たちが花開くためにも、一つひとつのその小さな『種』を大切にしてください」
「・・・今はよくわからないこと、たとえば学校の勉強などをわからないまま終わらせるのではなく、自分が何が好きでどこが嫌いなのかをよく考えるべきだと思います。そして、感じた違和感やズレの正体をブロックするのではなく、大切にしてください。・・・」
ちょっと長い引用になりましたが、どの発表も本物の小林康夫さんの講演を聞いているようでした。
筆者の主張を読み取るだけでなく、その内容を自分の内側に蓄えることができた点で、悪くない取り組みだったと思います。