特進Sコースより

JICAとの連携①

冬期講習が終わり、生徒はようやく冬休みに入りました。

今日は、生徒が下校した後、1年生の担任が埼玉県総合教育センターを訪問してきました。

 

特進Sコースでは、3学期の「地理総合」でJICA(国際協力機構)とのコラボ授業が予定されています。

授業では、オンラインでJICA地球ひろばを訪問し、地球案内人の方から世界の国々や国際協力についてお話をうかがうことになっています。

この企画に先立ち、地球ひろばの展示の一部がある総合教育センターを見学させていただきました。

センターに駐在している国際協力推進員の方からは、展示物について丁寧に説明していただくとともに、ご自身の経験についてお話をうかがうことができました。

 

●開発途上国に支えられる日本の食卓

「日本だってお金がないのに、なぜ途上国へ支援をするの?」と考えたことのある人もいるかもしれません。

しかし、こういった国々からの輸出が止まってしまったらどうなるのか、わかりやすく展示されています。

食事を国産だけでまかなうとしたら…開発途上国に支えられている食事

 

●貧困がもたらすもの
これは、「貧困キューブ」とよばれる展示品です。

貧困がもたらすさまざまな問題が、互いにチェーンで繋がれています。

貧困の構造の本質を考える上で、大きな気づきが得られると感じました。学校にも貸し出してくださるとのことなので、さっそく授業で使っていきたいと思います。

 

 

●他にも、SDGsに関する説明やクイズなど、興味深い展示が多くありました。

〇これから

3学期に向け、地理や歴史をどのように展開するのか、たくさんのヒントを得ることができました。

3学期に実施するコラボ授業にとどまらず、今後も継続的にこうした機会を作っていきたいと考えています。

埼玉県総合教育センターの皆様、国際協力推進員の鈴木様には心から感謝申し上げます。

第3回検定に向けて

期末考査が終わりました。

「お疲れさま。今週末は、課題をなしにするので、よく休み、切り替えるように」と話すと、生徒たちは笑顔で下校しました。

来週からは、第3回検定に向けた強化週間が始まります。

冬休みは、年末年始のイベント等もあり、意外と時間がありません。

冬休みに入るまでの2週間はほとんど半日の授業となるため、ここで勢いに乗せ、見通しもつことが大切です。

テスト直後にもかかわらず、「先生、英検の問題をください!」と教材を持ち帰る生徒たちもおり、前向きな姿勢にこちらも励まされます。

全員で目標を達成しましょう!

実用英語技能検定 【特進Sコース】

11月14日は、第2回実用英語技能検定(英検)の合格発表日でした。

特進Sコースでは、3年進級までに2級を取得することを目標とし、全員で受験しています。

 

今回も、多くの生徒が合格しましたが、1年生からも2級の合格者が出ました。

夏休み中から語彙力の強化に努め、単語帳を1冊仕上げたとのことです。

クラスメイトたちにとっても良い刺激となり、クラス全体として前向きに学習に取り組む空気ができました。

 

早期に2級を取得した生徒たちは、このアドバンテージを生かし、さらなる高みを目指してほしいです!

卒業生からのアドバイス② 【特進Sコース】

この春に大学に進学した卒業生が来校し、在校生に向けてスピーチをしてくれました。

 

「なかなか成績が上がらない」「モチベーション維持のためにはどうしたら良いのか」などといった生徒の悩みに対し、自身の経験を交えながらアドバイス。

自分の勉強方法が確立するまでは、ネットなどで紹介されているさまざまな勉強法を試したそうです(どれもうまくいかなかった)。

たくさん失敗を重ね、気づいたのは「芯をしっかりもつこと」「自分で考えること」の大切さ。

教室では、考え方のサイクルについて説明してくれました。

 

放課後は、模擬試験の結果を見せてもらい、生徒たちは長い期間にわたる「積み重ね」の大切さを実感することができたのではないでしょうか。

 

苦労しながら大きく成長し、第一志望に合格した先輩の言葉は、先生の言葉より響くのかもしれません。

先生、友達、先輩の力も借りながら、自身の成長を強く感じられるような高校生活にしていきましょう。

教科横断授業② 【特進Sコース】

1年生の地理総合の授業では、「地球温暖化」について学習しています。

 

二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの濃度が高まったことで起こっている地球温暖化。

産業革命以降に急増した化石燃料の燃焼がおもな原因です。

このままのペースで大気中の二酸化炭素濃度が上がると、異常気象の頻発、生態系の破壊、そして低地の水没の可能性が指摘されています。気温が3℃上がった場合、なんと60~100cmの海面上昇が起こるそうです!

現在、国際的な取り組みが行われていますが、この問題の解決は容易ではありません。

 

今回は、英語の先生に協力を依頼し、1時間目:地理総合→2時間目:コミュニケーション英語 の2時間にわたる授業で、地球温暖化と国際的な取り組みの問題点などを学びました。

 

地理総合では、地球温暖化の原因や、国際的な取り組みのひとつである「気候変動枠組条約」を扱いました。

条約締結国による会議である「COP」にて上映・発言されたスピーチを紹介。

視聴後は先生が提示した質問について、学んだことを生かしながら議論を交わします。

COP26 ツバル代表のスピーチ https://youtu.be/f6m3-HHuoiI?si=hLzZC50HyTSfO74D

→「デジタル国家になる」とはどういうこと?

COP26 ケニア代表のスピーチ https://youtu.be/FyIeN3prlNw?si=IiVRrVnlRAHkpuo6

→「フェアではない」理由についてさらに深く考えよう

 

コミュニケーション英語では、「沈みゆく14の島々」について学び、さらに地理で扱ったスピーチのテキストを使い、表現や解釈を教わりました。

遠く離れた地でおきている、どこか他人事に感じてしまう諸問題。

授業では、そんな問題がどのように自分と関係しているのか、そして問題を「自分事」として考える意味を生徒に問い続け、1年の学びを通して、自信をもって自分の言葉で話せる答えを持ってほしいと思っています。