特進Sコースより

実用英語技能検定 【特進Sコース】

11月14日は、第2回実用英語技能検定(英検)の合格発表日でした。

特進Sコースでは、3年進級までに2級を取得することを目標とし、全員で受験しています。

 

今回も、多くの生徒が合格しましたが、1年生からも2級の合格者が出ました。

夏休み中から語彙力の強化に努め、単語帳を1冊仕上げたとのことです。

クラスメイトたちにとっても良い刺激となり、クラス全体として前向きに学習に取り組む空気ができました。

 

早期に2級を取得した生徒たちは、このアドバンテージを生かし、さらなる高みを目指してほしいです!

卒業生からのアドバイス② 【特進Sコース】

この春に大学に進学した卒業生が来校し、在校生に向けてスピーチをしてくれました。

 

「なかなか成績が上がらない」「モチベーション維持のためにはどうしたら良いのか」などといった生徒の悩みに対し、自身の経験を交えながらアドバイス。

自分の勉強方法が確立するまでは、ネットなどで紹介されているさまざまな勉強法を試したそうです(どれもうまくいかなかった)。

たくさん失敗を重ね、気づいたのは「芯をしっかりもつこと」「自分で考えること」の大切さ。

教室では、考え方のサイクルについて説明してくれました。

 

放課後は、模擬試験の結果を見せてもらい、生徒たちは長い期間にわたる「積み重ね」の大切さを実感することができたのではないでしょうか。

 

苦労しながら大きく成長し、第一志望に合格した先輩の言葉は、先生の言葉より響くのかもしれません。

先生、友達、先輩の力も借りながら、自身の成長を強く感じられるような高校生活にしていきましょう。

教科横断授業② 【特進Sコース】

1年生の地理総合の授業では、「地球温暖化」について学習しています。

 

二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの濃度が高まったことで起こっている地球温暖化。

産業革命以降に急増した化石燃料の燃焼がおもな原因です。

このままのペースで大気中の二酸化炭素濃度が上がると、異常気象の頻発、生態系の破壊、そして低地の水没の可能性が指摘されています。気温が3℃上がった場合、なんと60~100cmの海面上昇が起こるそうです!

現在、国際的な取り組みが行われていますが、この問題の解決は容易ではありません。

 

今回は、英語の先生に協力を依頼し、1時間目:地理総合→2時間目:コミュニケーション英語 の2時間にわたる授業で、地球温暖化と国際的な取り組みの問題点などを学びました。

 

地理総合では、地球温暖化の原因や、国際的な取り組みのひとつである「気候変動枠組条約」を扱いました。

条約締結国による会議である「COP」にて上映・発言されたスピーチを紹介。

視聴後は先生が提示した質問について、学んだことを生かしながら議論を交わします。

COP26 ツバル代表のスピーチ https://youtu.be/f6m3-HHuoiI?si=hLzZC50HyTSfO74D

→「デジタル国家になる」とはどういうこと?

COP26 ケニア代表のスピーチ https://youtu.be/FyIeN3prlNw?si=IiVRrVnlRAHkpuo6

→「フェアではない」理由についてさらに深く考えよう

 

コミュニケーション英語では、「沈みゆく14の島々」について学び、さらに地理で扱ったスピーチのテキストを使い、表現や解釈を教わりました。

遠く離れた地でおきている、どこか他人事に感じてしまう諸問題。

授業では、そんな問題がどのように自分と関係しているのか、そして問題を「自分事」として考える意味を生徒に問い続け、1年の学びを通して、自信をもって自分の言葉で話せる答えを持ってほしいと思っています。

 

1年生 歴史総合 【特進Sコース】

現在、1年生の歴史総合の授業では、「第二次世界大戦」について学習しています。

 

世界恐慌により社会不安が拡大する中、ドイツ・イタリアではファシズムが台頭しました。

再軍備・対外拡張をおこなうドイツに対して、イギリス・フランスは「宥和政策(戦争を避けるために譲歩してしまう)」を展開。

そしてついに、ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界が始まります。

ドイツの侵攻を受けた国が次々と陥落する中、イギリスはドイツとの和平か、徹底抗戦かという大きな決断を迫られることになりました。当時の首相はウィンストン・チャーチル。

今回は、授業中に視聴した映画『ウィンストン・チャーチル』の鑑賞文の一部をご紹介します。

 

・周囲の人への振る舞いを見て、チャーチルはとても身勝手な人であるように感じていましたが、世界を背負った決断ができずに苦しむ中、国王や家族の助言を得て国民の声に耳を傾ける様子がとても印象的でした。国会での演説のシーンでは、「チャーチルは言葉を武器に戦場に乗り込んだ」と表現されており、人の心を動かしていく「言葉の力」を強く感じました。

・和平交渉をして国民の命を守るべきか、犠牲を払ってでも主権を守るのか、色々な考えがある中での決断はとても難しかったと思います。今回は、英国首相であるチャーチルの目線で描かれた物語を鑑賞しましたが、ドイツやフランスの視点からも見てみると、より理解が深まりそうだと感じました。

・強気な言動が目立つ人物だが、周囲からの評価や、海相時代の失策で多くの人を死なせてしまった失敗が、「徹底抗戦」の決断をする上で重くのしかかっていた様子を見て、彼の苦しさを感じることができた。チャーチルが海相時代の失敗で政治家を辞めていたら、イギリスの抗戦はなく、歴史はまったく違ったものになっていたことがとても感慨深かった。

 

チャーチルは、「ヒトラーから世界を救った男」と評される一方で、実は日本への原爆投下に関わった人物でもあります。授業では、世界史・日本史それぞれの視点から大戦を考察します。生徒一人ひとりが意見を持つことができるよう、さらに理解を深めていきましょう。

 

Success is the ability to go from failure to failure without losing your enthusiasm.

成功も失敗も終わりではない。大切なのは、続ける勇気だ。(チャーチル)

2年生のプレゼンテーション

現在、2年生の英語の授業では、プレゼンテーションの発表が行われています。

内容は、「海外からの旅行者に提案する京都観光のプラン」です。

海外からの旅行者といっても、日本の伝統工芸に関心のある人や、食文化に興味のある人、鉄道が好きな人など来日の目的はさまざまであると考えられます。

そこで、生徒一人ひとりに、先生からお客さんのプロフィールが与えられ、その人にぴったりなプランを提案することになりました。

 

生徒たちはお客さんに提示する「チラシ」を作成し、お客さんはそれを見ながらプレゼンを聞きます。

 

プレゼンでは、

・お客さんの興味があるものだけでなく、京都の魅力が伝わるスポットを入れること

・ルートや交通手段、所要時間を明記すること

・見どころを説明すること

・お客さんにぴたったりなお土産を紹介すること

などの条件のもと、各自が趣向を凝らしたスライドを作成し、発表していました。

 

2年生はこれから京都への修学旅行を控えています。英語力を高めながらも楽しんで取り組むことが出来たのではないでしょうか。

後期夏期講習 【特進Sコース】

本日は、後期講習最終日です。

お盆明けから3年生が登校していました。夏休み前と比べて、緊張感が増した様子でした。

 

講習を終え、模擬試験の過去問題を数年分持ち帰って夏の総仕上げに励む生徒もいます。

本校では複数の模擬試験の問題を十数年分ストックしており、授業で扱うだけでなく、それぞれの生徒に必要な科目の範囲・難易度・傾向に合わせて演習用の教材として提供しています。

先取り学習をしている生徒も、正規のペースに縛られることなく良質な演習教材を得ることができます。

ちなみに、偏差値の計算も可能です。張り合いがでますね。

 

3年生はここからが正念場です。1・2年生も先輩たちの姿を見て、気持ちを新たに頑張っていきましょう。

夏休み中の英単語学習 【特進Sコース】

講習がひと段落し、特進Sコースの生徒たちも自由な時間が増えました。

部活動に打ち込んだり、余暇を楽しんだり、家の手伝いをしたりしてくれていることでしょう。

学習面では、課題に計画的に取り組むことを学ぶ良い機会でもあります。

 

さて、親族のイベントも企画されているであろう時期ですが、「忙しくても、続けよう」と決めたのが、英単語の学習です。

いくつかあるプランの中から、生徒一人ひとりが選択したスケジュールで、今日も単語学習に取り組んでいます。

生徒の取り組み状況は担任が確認できるようになっており、必要に応じてスケジュール調整の相談に乗るようにしています。

 

単語学習では、1日分の負担はたいしたことはありませんが、まとめてやろうとしてもなかなか定着しません。

また、ひとりで積み重ねるのが少し難しいというものでもあります。

仲間たちとともに、自分で選んだメニューを(担任の先生が確認しているという少し緊張感をもちながら)こなすという「毎日のひと手間」をしっかり積み上げ、語彙力の強化だけでなく「自信」に繋げていきましょう。

外部模試の実施

特進Sコースでは、夏休みを利用し、河合塾の模擬試験を学校で実施しています。教科によっては回答時間が100分以上にもおよぶため、体力が必要です。
夏期講習では、この模試の対策もおこなってきました。生徒は、力を発揮できたでしょうか?

卒業生からのアドバイス 【特進Sコース】

中期講習最終日、卒業生が来校し、生徒たちに学習アドバイスをしてくれました。

生徒たちは、単語帳の仕上げ方や、リスニングの訓練方法、学習における考え方などについて話を聞いていました。

話をしてくれた卒業生は、高校在学中に英検準1級に合格しています。この春に第一志望に進学し、充実した学生生活を送っているそうです。

先輩からの話は、先生とはまた違った刺激になります。これからさらなる高みを目指して頑張っていきましょう。

中期夏期講習【特進Sコース】

中期講習が始まりました。
3年生の講習は選択制となっており、各自必要な科目の強化につとめています。1・2年生は全員登校し、英文法の習得に励んでいます。

受験生に限らず、夏の過ごし方はとても重要です。1年生の教室では、この夏にやりとげることを一人ひとりが書き出し掲示しています。この目標の書き方にはルールがあり、「内容が具体的であること」「目標の達成確認において客観視できる基準があること」が必要になっています。目標は担任が確認し、必要な生徒には教材を提供しました。

2学期に生徒と再会する際には、全員が「夏を有意義に使うことができた」という達成感を感じてくれていることを期待します。

前期夏期講習 【特進Sコース】

暑い日が続きますが、生徒たちは日々さまざまな活動に取り組んでいます。

夏休み中に登校するのは大変に感じられることもあるかもしれませんが、生活リズムを崩さずに過ごすことができるため、このような機会を有効活用して、勉強や部活動に励んでほしいです。

 

写真は、2年生の講習の様子です。この時間は、文系(古典)と理系(化学)に分かれています。

受験を見据えた授業に、生徒たちは真剣に取り組んでいました。

8月には、外部模試なども校内で実施する予定です。

二者面談を実施しています 【特進Sコース】

生徒たちが夏期講習に励む中、特進Sコースでは、1年生の保護者の方々との面談をおこなっています。

この面談は、学校と家庭における生徒の様子を共有し、これからの指導に活かしていくことを目的としています。

入学して3カ月、だんだんとお互いのことが分かってきたように感じていましたが、保護者の方々からお話をうかがうことで、より生徒に合った指導方法や、進路の方向性を考えることができるようになりました。

お忙しい中、また、暑い中ご協力をいただき、本当にありがとうございます。

これから3年間、ご家庭としっかり連携して生徒の成長と進路実現に努めていきます。

特進Sコースに入学して 【1年生アンケート②】

 昨日に続き、1年生のアンケート結果を紹介します。

 

【クラスの友人から刺激を受けたこと】

・放課後も残って勉強している友人を見て、すごいなと思った。

・自分よりもずっと先にいる友達がいる。

・2つも部活に入っている友達は本当にすごい。

・どんな人とも仲良く話しができて、相手のことを思いやれる友達を尊敬する。

 

【高校に入って成長したこと】

・中学では、テスト前以外にあまり勉強しなかったが、今はそうでなくても自分から勉強している。

・勉強に対する意識が変わった。(最初は課題が大変に感じたが)今では課題以外の勉強を自分でやることができている。

・相手のことを考えたコミュニケーションを心掛け、周りの人と良い関係が築けていると感じる。

 

 

1学期は、新しい環境の中で心身の負担が大きい中、全員がよく努力し、それぞれが成長を感じることができているようです。現在は、課題以外の学習で、「夏休みにやりとげたいこと」を各自考えています。充実した夏休みになるよう、支援していきます。

特進Sコースに入学して 【1年生アンケート①】

期末考査が終わり、もうすぐ1学期が終わろうとしています。

今回は、1年生で実施した振り返りの一部をご紹介します。

 

【学校生活について】

・友達ができるか不安だったが、クラスや部活動で新しい交友関係を作ることができ、楽しく学校生活を送れている。

・クラスの友人とは、好きなことについてだけでなく、勉強に関する話をすることができている。

・コミュニティにはカーストのようなものがまったくなく、尊重しあって生活できている。

 

【授業について】

・中学と比べて、進度が早く、難しく感じるが、その分先生の言葉を聞き逃さないよう集中して取り組むようになった。

・専門性が高く、細やかなところまで扱ってくれるので、覚えることは増えるが科目の理解が深まっていると感じる。

・板書を写すだけではなく、必要なメモをとり自分でまとめることができるようになった。

 

【検定について】

・難しく、絶対に合格できないと思っていたが、コツコツと課題に取り組んでいるうちに、スコアがどんどん伸びた。

・こんな漢字や英語も使えるようになった!と成長を感じた。

・やった分の力がついていると実感でき、とてもやりがいを感じた。さらに難しい級に挑戦したい。

 

 

1年生は、漢検・英検を全員受験し、目標スコアに到達することができました。この経験を通して得た気づきを今後の学習に活かしてください。また、ここからさらに授業内容の難易度が上がりますが、「わかる」を「できる」に、そして「使いこなせる」まで、精度を上げた学習ができるよう取り組んでいきましょう。

 

 

教科横断授業

現在、1年生の地理総合では、「資源・エネルギー問題」の学習が始まりました。

今回は、「石炭」について学びました。

 

石炭は、産業革命期に蒸気機関が動力として用いられるようになってから需要が急増し、現代においても主要な燃料のひとつとなっています。

 

授業では、石炭とはどのようなものか(地理)、蒸気機関の発明が世界にどのような影響をおよぼしたのか(歴史)、という観点に加え、そもそも蒸気機関とはどのような仕組みなのか(物理)を社会と理科の先生が解説しました。

 

20世紀には、石油が石炭に代わる燃料として注目されましたが、石油の需要が増えた今でも石炭の需要が減らないのは、電力をつくるためです。

世界で発電される電力の6割は火力発電によってつくられており、その燃料には石炭が用いられます。

 

火力発電には、中学でも履修する「電磁誘導」の原理が用いられています。磁石のN極をコイルに近づけると、瞬間的に電流が流れるというものです。火力発電では、蒸気の力でタービンを高速回転させ、この現象をおこし続ける仕組みになっています。電磁誘導における発電は電気の流れが周期的に変化しており、その速さは「ヘルツ」という単位で表されます。ちなみに東日本では1秒に50回、西日本では60回だそうです。

中学で電磁誘導の実験をしたことのある生徒もおり、生徒たち同士でも言葉を交わしながら、学習したことが結びついていくことを楽しんでいる様子でした。

 

このコースは一般受験を目指して勉強に取り組むことを掲げていますが、受験に向けた勉強の中でも、知識が繋がり視野が開けていく体験をしてほしいと考えています。今回は「石炭」を地理・歴史・物理の分野から学びましたが、広げようとすれば、まだまだ拡大できます。どの科目にも一生懸命に取り組むことで、科目の垣根はあるようでないことに気づいてくれると思っています。