書道部

令和4年度夏休みの活動②(書道部)

夏休みも終盤にさしかかる8月18日(木)・19日(金)の2日間、私たち書道部は深谷市主催の「渋沢栄一おしごとフェスタ2022」に、書道体験のボランティアとして参加させていただきました。この企画は、昨年度の深谷大河ドラマ館の書道展でお世話になった埼玉新聞社のスタッフの方からのお誘いから実現しました。そのためテーマは昨年度に引き続き、「書道を通じて渋沢栄一翁の精神を学ぶ」というものでした。

当日は、午前1回・午後2回の1時間ほどの各講座に、地元の主に小学生たちがそれぞれ集って、前半は筆のにぎり方やはこび方を練習し、終わりには「うちわ」に漢字一文字を書き上げ、「世界でひとつだけのうちわ」を仕上げました。参加者の方のなかには、「書道にふれる」ことが楽しくなり、2日目も追加して会場に訪れてくれた方もいらっしゃいました。また、小学生のご兄弟・ご姉妹といっしょに幼いお子さんも筆をとり、最後まで熱心に作品に取り組んでくれる様子が見受けられました。

昨年度は栄一翁の言葉を自ら筆で表現してみることができましたが、今回は地元の小学生たちが筆をとおして栄一翁の時代の学びの雰囲気(寺子屋式)を体験するお手伝いができました。私たち書道部にとっては、継続的なテーマ学習の場となり、とても貴重な経験をさせてもらうことができたと思います。埼玉新聞社の方々をはじめ、深谷市および深谷公民館のスタッフの方々にもご親切にしていただきましたことに感謝しています。次は、桐蔭祭(文化祭)を充実させていきたいです。

  

 

  

令和4年度夏休みの活動①

 第1学期終業式後の夏期講習前期最終日、我らの師匠であり恩師である中山信龍先生の個展を

拝観させていただきました。

 個展は「三人書展―良寛と語る―」と題して、埼玉県立近代美術館

展示室1(7月26日(火)~31日(日)まで)で開催されました。江戸時代後期の曹洞宗僧侶と

して、また歌人、漢詩人、書家として活躍した良寛の作品群を、中山信龍先生と保坂春翔さん、

作村光風さんが「三者三様」に解釈・表現されており、時代を越えて四者の書家たちが「筆文字

文化」をとおして供宴しているようで、とても迫力のあるいっぽうで心地のよい素敵な空間にひ

たることができました。

 書道部員たちは高校生の純真な感性を磨くよい機会となり、中山先生にますます感謝の気持ちを

おぼえました。ご多忙の中、私たち書道部員に熱心なご指導をくださって、中山先生いつものこと

ながらありがとうございました。