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国際協力機構(JICA)による特別授業

2月19日(水)、国際協力機構(JICA)の職員の方を講師としてお招きし、出前授業を実施していただきました。

 

①国際協力とキャリア形成

1年生進学選抜コースの生徒を対象に、講演をしていただきました。

国際協力の必要性や、日本がおこなってきた支援について教えていただき、「支援の現場でも失敗はある」こと、長い目で見て、相手にとって本当に良い形での支援を実現することの大切さを学びました。

また、国際協力の現場で活躍されるJICA職員さんのキャリア形成についてもお話しいただき、生徒たちはたいへん興味深い様子で聞いていました。

〈生徒感想〉

今日の特別授業は、自分が思っていた切り口ではなく斬新なもので大変興味深い内容だった。トルコの地下鉄のエピソードは、親日なトルコとの友好関係を感じさせるようなもので面白かった。また、カンボジアの紙幣に日本の国旗が、リトアニアの紙幣には杉原千畝の顔が印刷されていることについて、戦後の日本の海外へのイメージの高さや、他国との結びつきが感じられ、嬉しく思った。

言語については、南米ではスペイン語、アフリカではフランス語、中東地域ではアラビア語などができると活躍できると聞き、英語以外の言語の重要性も感じられた。

 

②世界の紛争と日本の役割

特進Sコース1年生の生徒を対象に、講義の形での授業をしていただきました。

生徒たちが英語や地理で学んだシリア情勢について、協力隊としてシリアで活動されていた職員さんから、ここ20年間のシリアについてお話をうかがいました。

報道されている内容だけがすべてではないこと、断片的な情報や価値観による「アンコンシャスバイアス」に気づくことの大切さなども学ぶことができました。

生徒が「自分たちにできること」について質問した際、「それはこれから皆さんが考えていくこと。そのためには、まず『知っていること』が大切です。」と、日々の学びや自分から情報をとりにいくことの重要性を示してくださりました。

今回の出前授業は、生徒にも教職員にも大きな刺激となりました。

今後もさらに連携を強め、生徒の学びを深めていきたいと思います。