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教室の風景8

3年H組(特進Sコース)の現代文の授業では森鷗外の『舞姫』を読解しています。この小説は昔から3年生の教科書に取り上げられていますが、文語体で書かれていることから近年は敬遠されがちだと聞きます。私も毎年のようにやるべきかどうか迷うのですが、今年も思い切ってやってみました。
今週は、主人公・豊太郎がロシアから帰宅した時に見た、うずたかく積まれているおむつから読み取れるヒロイン・エリスの心情や、天方伯からの帰国の誘いを承諾した後の豊太郎の足取りから読み取れることなどを授業しました。また重要な段落については要約もしました。
先にも書いたように文語体で書かれているため、まず内容を読み取ることに生徒は四苦八苦しています。それでも時には周りと相談しながらなんとかついてきてくれています。期末考査前の授業はあと1時間。終わるかどうか微妙なところですが、生徒たちと一緒にがんばってみたいと思います。