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教室の風景8

3年H組(特進Sコース)の現代文の授業では森鷗外の『舞姫』を読解しています。この小説は昔から3年生の教科書に取り上げられていますが、文語体で書かれていることから近年は敬遠されがちだと聞きます。私も毎年のようにやるべきかどうか迷うのですが、今年も思い切ってやってみました。
今週は、主人公・豊太郎がロシアから帰宅した時に見た、うずたかく積まれているおむつから読み取れるヒロイン・エリスの心情や、天方伯からの帰国の誘いを承諾した後の豊太郎の足取りから読み取れることなどを授業しました。また重要な段落については要約もしました。
先にも書いたように文語体で書かれているため、まず内容を読み取ることに生徒は四苦八苦しています。それでも時には周りと相談しながらなんとかついてきてくれています。期末考査前の授業はあと1時間。終わるかどうか微妙なところですが、生徒たちと一緒にがんばってみたいと思います。

教室の風景7

今回は音楽室の風景です。この日の5時間目は教育実習生・設楽さんの研究授業が行われました。対象クラスは2年D組、文化祭で行われる合唱祭に向けての歌唱練習でした。授業ではまず音の高さや演奏に関する記号を理解することから始まり、続いてその記号を意識しながらの歌唱練習、そして最後は混声合唱という流れでした。
研究授業ではありましたが、設楽先生は緊張するそぶりも見せずハキハキした声で元気に指導し、生徒たちも楽しそうに授業に参加していました。最後の合唱の声量はなかなかのものでしたが、担当の立花先生によると「参観者がいたせいか、よそゆきの感じだった」そうです。ふだんはもっと声がでているということですから、合唱祭が非常に楽しみですね。

教室の風景6

本校の進学コースでは、8:35~8:45の10分間、朝学習として天声人語の視写をおこなっています。視写は誰でも取り組める点、また落ち着いた雰囲気を作って1時間目の授業にはいっていける点でとてもよいと考えたからです。このコースの生徒の大半は推薦やAOといった、小論文を利用する入試で進学するので、その指導の一環にもなります。毎日のことなので、とりあえず書いているという感じになってしまうこともあるようですが、多くは一生懸命に、そして丁寧に取り組んでいます。視写は昔から行われている文章上達の方法です。「鉄道員(ぽっぽや)」で有名な小説家・浅田次郎は、毎日、谷崎潤一郎や志賀直哉の文章を視写していたそうですが、そういう実践を日々の学習活動に取り入れ、生徒たちの文章力を少しでもあげることができれば・・・と考えています。写真は3年E組(進学コース)の朝の様子です。

教室の風景5

6月8日(金)の2時間目、1年I組(進学選抜コース)の数学Ⅰの授業を参観しました。担当はこのクラスの担任でもある佐藤先生です。昨日は体育祭だったのでお疲れムードが漂っていてもおかしくはない上に、このクラスの1時間目はなんと体育!授業開始前の生徒たちの表情に疲れの色が・・・。果たしてどうなるかと少し心配しましたが、それは杞憂でした。佐藤先生は笑顔を絶やさず、そして生徒を鼓舞するようなハキハキした声で授業を進めていきます。生徒たちのスイッチもオンになったようで、疲れを見せることなくノートをとったり問題を解いたりと、しっかり授業を受けていました。
授業は前回の学習内容の確認から始まり、体育祭の話もはさみながら新しい単元へ。最後は問題を2問解いて終了しましたが、ほとんどの生徒が2問とも正解していたようです。マルで終わるっていうのはいいですね。
それにしても、実際には疲れていたのだと思いますが、それを全く感じさせない授業でした。そういう「クラスの質」をこれからも大事にしてほしいと思います。



第52回体育祭

6月7日,第52回体育祭が,仙元山公園陸上競技場で行われました。
雨で順延しましたが,晴天の下で行うことができました。
今年のスローガンである「ガムシャラに最後の一瞬までGive it all(全てを出し切れ)」のように,
全力で競技に臨んでいました。また,クラスの団結も強まったと思います。
ブロックごとに戦った結果は以下の通りです。
 Aブロック 1位 1年E組  2位 1年I組  3位 1年G組
 Bブロック 1位 3年A組
 Cブロック 1位 2年G組,H組  3位 2年E組
 Dブロック 1位 3年F組  2位 3年G組  3位 3年H組