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教室の風景6
本校の進学コースでは、8:35~8:45の10分間、朝学習として天声人語の視写をおこなっています。視写は誰でも取り組める点、また落ち着いた雰囲気を作って1時間目の授業にはいっていける点でとてもよいと考えたからです。このコースの生徒の大半は推薦やAOといった、小論文を利用する入試で進学するので、その指導の一環にもなります。毎日のことなので、とりあえず書いているという感じになってしまうこともあるようですが、多くは一生懸命に、そして丁寧に取り組んでいます。視写は昔から行われている文章上達の方法です。「鉄道員(ぽっぽや)」で有名な小説家・浅田次郎は、毎日、谷崎潤一郎や志賀直哉の文章を視写していたそうですが、そういう実践を日々の学習活動に取り入れ、生徒たちの文章力を少しでもあげることができれば・・・と考えています。写真は3年E組(進学コース)の朝の様子です。