特進Sコースより
JICAとの連携②
2月16日に予定しているJICA(国際協力機構)との連携授業「オンライン地球ひろば訪問」に向け、1年生の地理総合の授業で事前学習を実施しました。
JICAとはどのような機関なのか、ODAとは何か、といった基本的な事柄から、JICAが掲げている「人間の安全保障」について学ぶ中で、次の動画を参照しています。
緒方貞子さんは、日本人で初めて国連難民高等弁務官を務めた方で、JICAの初代理事長でもあります。
英語の授業で内戦による難民について勉強していたこともあり、生徒は真剣に取り組んでいました。
生徒の感想① 緒方貞子さんの言葉や行動で印象的だったもの
・「周りが引いてしまった時にこそ、前に出る」
・「体系的に問題を理解するには、きちっと勉強しなきゃだめ(本を読む)」
・紛争地域では、自ら危険な拠点に足を運び、信頼を得たこと
・ルワンダで感染症などの影響で他の支援グループが撤退する中でも活動を続けたこと
生徒の感想② 国際協力の体制はなぜ必要なのか
英語の授業で学んだ事例から、国としての安定した基盤のないところでは、どこかが仲介しないと内戦が止まらないとわかりました。内戦をはじめとして、国際協力が必要とされているものは、すべて当事者の力だけで解決できないものです。すべての国において、資源・産業などの得手・不得手がある中で、しっかりとした協力の体制を築いていかないと、戦争に発展する恐れもあると思います。すべての人が安心して暮らすために、国際協力は不可欠であると考えます。
16日のオンライン地球ひろば訪問では、人間の安全保障についてのお話や、国際協力の体験談などを、地球案内人の方からうかがいます。楽しみですね!